971話「釜茹での刑」仲間のために壮絶な苦しみに耐えるおでん!!その結末とは!?
おでんの提案
処刑当日。油の煮えたぎる釜を前にしておでんはカイドウにある提案をする。「おれはまだ生きなければならない…お前たちが決めた時間この釜茹でに耐えたら、生き残った者は見逃してくれ!」この提案を嘲笑うカイドウは1時間という時間を決めたのだった。
オロチの不満
オロチは〝黒炭家〟が犯した過ちに不満があるようだ。「祖父が罪を犯し、切腹したのは仕方ない。だがなぜ祖父の罪で残された家族までとばっちりを被らなきゃいけないんだ!本人でない家族は関係ないだろう!?」
釜茹での刑
処刑直前、処刑人が誤って釜の中に落ちてしまった。たった一瞬浸かっただけだったが、焼け爛れ倒れてしまう。町民たちはその様を見て震え上がった。
その様子を見ても臆することなく釜の中に入るおでん。仲間たちも続こうとするが「お前たちは板の上にいろ!俺が担いで入る!!」と仲間を庇い自分だけが茹でられる。
入ると直ぐにおでんの体は真っ赤に染まり、この世のものとは思えないほど強烈な叫びをあげる。腕から血が吹き、油の浸かってる足は爛れ、憤怒の表情のおでん。このまま耐えきれるのか…。
裸踊りの理由
おでんに逃がされ処刑を免れたしのぶは民衆に紛れて処刑を見に来ていた。しかし、見物していた民衆からの「もっと悲鳴は上がらないのか?」「つまらないな」「これ以上バカ殿に付き合ってられるか」などの不満を耳にし激怒。オロチとおでんの約束を天井裏から見ていたしのぶはその秘密を明かした。
5年前、おでんがオロチ城に乗り込んだ際にカイドウ達が見せたのは、攫ってきた『ワノ国』の人々だった。多くの人質を見せられ「1回裸踊りをすれば100人を解放する」と言われたおでんは、その約束を信じ人々を解放するため日々踊り続けていたのだった。
「誰がバカ殿だ!?これほどまでにワノ国のことを守り続けていたんだぞ!!言ってみろ!!バカ殿とは誰のことだ!!!言ってみろ!!!!」
しのぶの悲痛な叫びが響き渡る。
今後の展開
ついに始まったおでんの〝釜茹での刑〟おでん城に閉じ込めて城ごと燃やす刑だと思っていたので刑名のまんまで少し驚きましたが、内容の苛烈さは劣りません。この刑が原因でおでんは死んでしまうのでしょうか。何となくですが、この刑をおでんは乗り切り、その先でまたもやオロチとカイドウに裏切られるのではないかと… そんな気がしてなりません。
恐らく回想は燃えるおでん城の中で未来に錦えもんたちが送られて終わるのでしょう。もしかすると日和と河松があの場からどう脱出したのかも描かれるかもしれません。その後はついに討ち入り?仲間たちはどこに行ったのか、裏切り者は誰なのか(しのぶではなさそう)、ローを逃がした人物は誰なのか、明かされるのが楽しみです。